- クロスバーにぶら下がった重みや強雨が原因となる、ゴールの転倒事故が毎年のように発生しています。いずれの場合も、ゴールがしっかりと固定されていないケースが多いようです。ゴールは必ず地面に固定して使いましょう。
- ルイ高は、NP0法人Safe KidsJapanが進める「サッカーゴール等固定チェックの日」の普及活動にプロジェクトパートナーとして協力しています。
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ゴールは固定して
使うのがルール!「サッカー競技規則」や「文部科学省の指針」でも、サッカーゴールは固定して使うことが定められています。
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サッカー競技規則
「Laws of the Game
サッカー競技規則」より第1条:競技のフィールド --- 安全
ゴール(移動式ゴール含む)はグラウンドに確実に固定しなければならない。
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文部科学省の指針
「学校施設における事故防止の
留意点について」より第3章:事故防止の留意点
サッカーゴール、バスケットボールゴールやテント等が、強風や児童生徒等の力により転倒しないように、 杭等により固定したり、充分な重さと数の砂袋等で安定させたりする等、転倒防止のため配慮することが重要である。
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前に倒れやすい
移動式
サッカーゴール移動式サッカーゴールは、前面のゴールポストとクロスバーが全重量の過半を占めているため、一度バランスを崩すと思わぬ速さで前方に倒れやすい不安定な構造となっています。そのため一般財団法人製品安全協会では、『移動式サッカーゴールの認定基準及び基準確認方法』の中で、「後部フレームの浮き上がり荷重は、鋼製ゴールで390N{40kgf}以上、アルミニウムゴールで200N{20kgf}以上あること」というように、転倒に対する荷重の基準を定めています。
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サッカーゴール
転倒時は
頭蓋骨折
5倍の衝撃!産業技術総合研究所等による実験では、サッカーゴールは中学生ひとりがぶら下がって揺らすだけで倒れてしまうことや、ゴール転倒時には頭蓋骨折の5倍の衝撃があることが分かっています。
- サッカーゴールを
倒すのに必要な力
最小約25kgf - 中学生ひとりが
揺らす力
最小約40kgf
- 頭蓋骨折に至る力
最小約300kgf
- ゴール転倒時の衝撃
アルミ製1800kgf
鉄製 3000kgf
- サッカーゴールを
-
サッカー
ゴールは
風でも転倒するそれでは、上記の製品規格を満たしていれば転倒は防げるのでしょうか。答えは「No」です。荷重が加われば条件は異なるからです。荷重は人的なものだけではなく、風による荷重も考えられます。下記の表は、弊社製アルミサッカーゴール一般用(RT-F011935 ポトハンター3S)の場合、転倒防止措置をとらなければ、風速11.4m/sの風で転倒する可能性があり、風速20m/sの風で転倒しないためには、転倒防止杭2本以上、または固定金具1個以上を敷設するか、ゴールウエイト20kgを5個、もしくは砂袋15kgを7個置く必要があることを示しています。
風圧荷重に対する転倒防止装置数の目安
区分 一般用ゴール ジュニア用ゴール 品番 RT-F011935 RT-F011910 RT-F011936 RT-F011911 品名 ボトハンター3s(一般用) ボトハンターEX(一般用) ボトハンター3s(ジュニア用) ボトハンターEX(ジュニア用) 何もしなければ転倒する風速 11.4m/s 13.0m/s 11.9m/s 13.3m/s 風速20m/s 後部に負荷すべき重量 99.0kg 85.0kg 56.0kg 49.0kg 杭(50kg) 2本 2本 2本 1本 ゴールウエイト(20kg) 5個 5個 3個 3個 砂袋(15kg) 7個 6個 4個 4個 固定金具(150kg) 1個 1個 1個 1個 風速25m/s 後部に負荷すべき重量 181.0kg 167.0kg 105.0kg 98.0kg 杭(50kg) 4本 4本 3本 2本 ゴールウエイト(2Okg) 10個 9個 6個 5個 砂袋(15kg) 13個 12個 7個 7個 固定金具(150kg) 2個 2個 1個 1個 風速30m/s 後部に負荷すべき重量 282.0kg 268.0kg 164.0kg 159.0kg 杭(50kg) 6本 6本 4本 4本 ゴールウエイト(20kg) 15個 14個 9個 8個 砂袋(15kg) 19個 18個 11個 11個 固定金具(150kg) 2個 2個 2個 2個 - ・水平なグラウンドにゴールを置いた状態を想定した理論上の計算値であり、算出された数字は保証値ではありません。
- ・上記数値はゴール1基(半対)が背面から風を受けた場合を想定しています。
- ・杭の保持力(50kg)、固定金具の保持力(150kg)は実測値でありますが、地圧、杭の打ち込み状況によって条件は異なります。
- ・弊社製品の場合、固定杭は3〜6本(/半対あたり)付属させています。
- ・固定金具の必要数=1個となっている場合でも、バランスを考えて2個/半対を設置することを標準としています。
- ・弊社製品での計算であり、他社製品には適用されません。
上記の表から、アルミサッカーゴール一般用(RT-F011935)を20m/sの風で倒れないようにするには、後部フレームに99.0kg以上の重しを置くか、深さ50cmもの杭を2本打ち込まなければいけないわけです。 ただし、風速20m/s時ではサッカーのプレイが困難な状況となります。 当社では、暴風警報が発表される風速20m/sを想定して、ウエイトの必要個数を算出しております。とはいえ、強風警報が発表される風速10m/s以上ではゴールを使用しないようお願いいたします。
ゴールを移動するたびに杭を打ち直すのは大変!
しかしサッカーゴールを頻繁に移動させるたびに、数多くのウエイトや砂袋を移動させたり、杭打ちを繰り返したりするのは大変な作業です。
「しっかりサッカーゴールを固定しなければいけないのは分かっているが、作業が大変で・・・」 管理される方のこのような声に応えるために、私たちは考えました。 「もっと簡単にサッカーゴールを固定できる方法はないものか?」
効率的な
サッカーゴール
固定方法で
安全管理の
仕組みをつくる!
弊社では、「サッカーゴール固定金具」をカタログに掲載し、転倒予防の提案を行っています。
固定金具とは、予めステンレス製の金具を土中に埋め込み、金具とゴールをチェーンで固定する方法です。
サッカーゴールを移動する際にはチェーンを着脱するだけなので、簡単に固定や解除することができます。
またグラウンドの表層に合わせて種類をお選びいただくことができます。
サッカーゴールを簡単に固定する方法を施設に備えておくことが、安全管理の仕組みをつくることにつながると考えられます。
ゴールを確実に
固定する安全管理
の仕組みをつくる。
ルイ高の
サッカーゴール固定金具
使いづらさを解消!
安全性と利便性を両立させた
ゴール固定金具です。
ゴールを移動させるたびに杭を打ったり、ウエイトを運んだりするのは大変な作業です。ルイ高の固定金具はチェーンで簡単に固定。ゴールの設置・撤去作業の煩わしさを解消します!
グラウンドの表層に合わせたラインナップ
様々なグラウンドの条件下に合わせたラインナップをご用意しています。
サッカーゴール
固定金具
ゴム蓋仕様
サッカーゴール
固定金具
アングル仕様
サッカーゴール
固定金具
スパイラル杭
サッカーゴール
固定金具
人工芝用
製品ラインナップ
サッカーゴール固定金具
ゴム蓋仕様
- 全天候用
- クレー用
品番:RT-F011997
税込 140,800円(本体 128,000円) / 式税込 140,800円 / 式
(本体 128,000円 / 式)
サッカーゴール固定金具
アングル仕様
- クレー用
品番:RT-F010996
税込 83,600円(本体 76,000円) / 式税込 83,600円 / 式
(本体 76,000円 / 式)
サッカーゴール固定金具
スパイラル杭
- クレー用
品番:RT-F010989
税込 63,800円(本体 58,000円) / 式税込 63,800円 / 式
(本体 58,000円 / 式)
サッカーゴール固定金具
人工芝用
- 人工芝用
品番:RT-F010998
税込 83,600円(本体 76,000円) / 式税込 83,600円 / 式
(本体 76,000円 / 式)
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第11回 キッズデザイン賞
特別賞「東京都知事賞」受賞第11回キッズデザイン賞において、当社の「サッカーゴール転倒防止固定装置」が、特別賞「東京都知事賞」を受賞いたしました。
より安全に
ご利用いただく
ために
サッカーゴールを安全に
ご利用いただくためには、
下記のような点にご注意ください。
- ・水平で平坦な場所に設置する。ゴールのポスト側(前側)の地盤が低いとゴールは倒れ易くなります。必ず地盤が水平になるようにしてください。
- ・ゴールに転倒防止処置を必ず施してください。 ゴールは安定感に乏しいため、強風や人の行為(押す、引く、ぶら下がる等)より転倒する可能性があります。また設置場所により条件は異なりますので、管理者が安全であると判断できる方法でゴールを固定してください。
- ・毎回プレイの前にゴールがしっかり地面に固定されていることを確認してください。
- ・強風時または強風の恐れがある場合には使用しないでください。
- ・ゴールの転倒や破損による事故の原因となりますので、クロスバーやフレームに登る、ぶら下がる等の行為は絶対にやめてください。
- ・ゴール未使用時には、前方に倒して保管されることをおすすめします