2014-03-24

バックネットに防護マットで安全対策を!
~野球場や学校校庭で必要とされるラバーフェンス~

今回は野球場や学校校庭(野球グラウンド)の安全対策の一つして、防護マット壁面用をご紹介致します。

防護マット壁面用は別名ラバーフェンスとも言われ、野球の試合中にフェンスに激突する選手の安全を守るための緩衝材です。
プロ野球の本拠地には設置が義務付けられており、地方も含め設置されていない野球場ではプロ野球の試合は一切開催できないと取り決められているほど重要なものです。もちろんプロの選手だけではなく、学校校庭で野球を行う子供たちの安全確保のためにも必要になります。

防護マット壁面用 RT-P170500

簡易壁面防護マット RT-P170510

ラバーフェンスの経緯

以前、日本国内にはフェンスに緩衝材を設けていなかった野球場が数多くあり、プロ野球試合会場においても特に定められた規定が無かったために安全対策が立ち遅れておりました。
1977年に川崎球場で開催された大洋ホエールズ対阪神タイガース戦で、左翼への飛球を追った阪神タイガースの選手がフェンスのコンクリート部に頭を強打し、頭蓋骨陥没骨折の重傷を負いました。この事故がきっかけで、プロ野球界ではフェンスの安全対策を真剣に考えるようになり、プロ野球試合会場にはラバーフェンス(緩衝材)の設置が義務付けられました。また現在ではアマチュア野球の公式戦の多くも、緩衝材が設けられている野球試合会場で行われています。

学校校庭において

ほとんどの学校校庭には校庭内で野球ができるようにピッチャーマウンドがあり、ホームベース後方には高さ5〜8m程度のバックネットがあります。一般的に多いのが高さ1m程度のコンクリート壁と金網フェンスになります。


野球のゲーム中、バックネット側にファウルフライが上がった時、キャッチャーは上を向いたままボールを追いかけるので、バックネットに気付かずに衝突してしまう可能性があり、大きな事故に繋がる危険性があります。

防護マット壁面用

このような大きな事故に繋がる危険を防ぐために、コンクリート壁に緩衝材、防護マット壁面用をおすすめします。
学校の基本パターンはゴムシート2mm、ポリエチレンフォームが40mm。
現場の状況に合わせて厚みの変更は可能です。
まずは、壁面コンクリートとマットを接着剤で貼付けます。


その後、壁面マットの端部にアルミのフラットバーを設置して、 ドリルで穴を開け、アンカーを打ち込み、固定します。
(下部の場合は地面から10cm上にアルミのフラットバーを固定します。)


そして最後にアルミのフラットバーからはみ出しているゴムシートを
切り落とし、水拭きをして完成になります。

コンクリートむき出しの状態から壁面用防護マット取り付けたことにより、 安全性がアップした以外にも外観も良くなっております。

今回は野球グラウンドついてご紹介しましたが、その他テニスコートなどでもコンクリート壁がある場合にはもちろん防護マットが必要になります。

ルイ高はより良いスポーツ環境の実現のために、使用者の安全を第一に考えた製品を提供することを常に心がけ、製品開発を行っております。まずは各施設の現場のご要望に応じた製作も可能でございますので、ご計画・ご検討の際はルイ高までお問い合わせください。

関連製品

野球関連製品
校庭製品


一覧表示に戻る