2013-06-06
ルイフェンスによる施設作り
今回は河川敷の多目的広場に設置する製品として、簡易アルミフェンス柱(製品名:ルイフェンス)の転倒式についてご紹介させていただきます。
※写真は某河川敷に設置したルイフェンス転倒式となります。
バックネットには高さ4m、周囲は高さ2mの柱で1周を囲い、新たに野球場を作りました。
ルイフェンスの概要
ルイフェンスは埋設管を使用した抜差式と、サポート(アルミ柱の根本付近を両脇から支える部材)を
使用した転倒式の2種類がございます。今回ご紹介させていただくルイフェンス転倒式は、
河川敷の環境を想定し、長期にわたってご使用できる製品です。
河川敷は増水時等の有事の際、製品を1m以下に転倒させる、あるいは製品の撤去ができる構造が
必須となります。しかしながら、限られた時間の中で実際に製品を転倒させる、あるいは撤去するとなりますと、
その作業をされる管理者の方に大きな負担がかかることが考えられます。
そのため自治体のご担当者様から弊社へのお問合せには、「簡単に転倒できる製品はないか」という
内容が数多く寄せられます。また河川敷という場所柄、管理される方が常駐しないケースが多いため、
「あまり手が掛からず長く使える製品はないか」といったご要望も頻繁にいただきます。
3つのポイント
ルイフェンス転倒式は、それらのご要望を満たせるよう製品作りをしております。
製品のポイントは以下の3つです。
Point① 軽量のアルミ柱で安全に扱えること
Point② 誰でも簡単に転倒できる構造
Point③ 腐食に対して非常に強い製品
これからそのポイントをご案内させていただきます。
Point① 軽量のアルミ柱で安全に扱えること
ルイフェンス転倒式の柱はアルミ製です。その重量は1本当り2mで約5.3kg、3mで7.8kg、4mで9.8kgとなります。鉄と比較すると非常に軽量なため、施工時はもちろんのこと、設置後の転倒時にも安全に作業することが可能です。
Point② 誰でも簡単に転倒できる構造
ルイフェンス転倒式の転倒に必要な作業は、サポート部のボルトを取って倒す、この2点のみになります。
具体的にはサポート部の上下2箇所の貫通ボルト(柱およびサポートを貫通させるボルト)のうち
上のボルトを取るだけで、誰でも簡単に柱を転倒させることが可能です。
(この時、下のボルトは支点となります)
Point③ 腐食に対して非常に強い製品
ルイフェンスは、柱本体につきましてはアルミ製、サポート部はステンレス製となります。
どちらも腐食に強く、河川敷という対候性の求められる環境下でも良好な状態のまま
長くお使いいただける製品です。
※Pointその他 滑車セット
オプションの紹介
ルイフェンスのオプションとして、ネットの昇降に便利な滑車セットもご用意しております。
滑車の利用により、撤去時の負担を更に軽減することが可能となります。
これまでの様々な施設にルイフェンスを納入させていただきましたが、例えば陸上競技場内のトラックとグラウンドとの仕切に採用いただいた例がございます。こちらでは仕切を設けることで走者にグラウンド球技のボールが当たる心配が少なくなり、トラック・グラウンドの同時利用が可能になりました。
学校・競技場等での利用例
また学校の校庭にルイフェンスを設ける事例もございます。部活ごとに仕切を設けることで上記同様に競技の妨げが少なくなり、学生さんがプレーに集中できる環境を作ることが可能となります。
ルイフェンスはアイデア次第で非常に用途の広い製品となります。
『こんな事例はあるか』、また『こんなことはできないか』などございましたら、
お気軽にルイ高までお問合せいただければと思います。ご要望にあった仕様をご提案させていただきます。